- キャップの板厚を変更できますか?
- キャップの板厚を変更する事は可能ですが、板厚が厚くなるほど溶接時に熱が加わるためネジが固くなることがあります。
キャップに強度が必要な場合は一体型の袋ナットをおすすめします。
- キャップナットが変形したり外れたりする主な要因は何ですか?
- 長すぎるボルトを使用した場合、締付時にキャップの内側がボルト先端に押されて変形しやすく、キャップが外れてしまうことがあります。衝撃がかかりやすい場所に取付けた場合、振動が直接キャップに伝わりキャップが脱落しやすくなります。
温度差が大きい場所での使用では、金属や樹脂製キャップが熱膨張・収縮を繰り返し、ナットとキャップの間でズレが発生し外れやすくなることがあります。
- 焼き入れ加工はできますか?
- S45C等、焼き入れが必要な材質も袋ナットに加工できます。焼き入れ前・焼き入れ後のナットでは加工方法が変わるので注意が必要です。
- 袋ナットの防水・シール機能はどの程度期待できますか?
- 通常の袋ナットでは防水機能はありません。シール材付きの袋ナットを使用するか、組付後シーリング等で防水加工する事をお勧めします。
- 袋ナットと座金(ワッシャー)を組み合わせる際、構造的に注意すべき点はありますか?
- 袋ナットの底付きを避けるため短いボルトを選んだ場合、座金を組み込むとその厚みの分だけ、ねじの噛み合い長さが不足してしまい、十分な締結力が得られなくなることがあります。
- 「有効ねじ深さ」とは何ですか?なぜ重要なのですか?
- 袋ナットは内部の深さが決まっているため、ボルトの突き出し長さが少しでも長い場合、それ以上ナットを締め込むことができず、適切な力で締結できないため非常に危険です。必ず有効ネジ深さとボルトの長さを確認して使用してください。
- 技術相談や研究依頼は出来ますか?
- お問い合わせフォームよりご連絡下さい。担当者が確認後、ご連絡致します。
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